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コラム

築35年の機械式駐車場は修繕すべき?撤去すべき?老朽化したマンション駐車場の注意点 先日のご相談では..

先日、築35年を経過した大規模マンションにて、機械式駐車場に関するご相談をいただきました。

ご相談内容は、老朽化が進んだ機械式駐車場を今後どのように維持・運用していくべきか、というものです。

機械式駐車場は、設置から長い年月が経過すると、各部品の劣化や故障リスクが高まります。特に35年前に設置された設備の場合、定期的な点検や計画的な修繕が行われていないと、故障が頻発する可能性があります。

例えば、制御盤内部の基板、昇降横行式のケーブル類、安全確保のための前面ゲート用モーター、駆動用チェーン、ワイヤーロープ式のロープ、リミットスイッチ、光電センサーなどは、経年劣化しやすい部品です。また、20年以上使用している場合、モーター類の交換が必要になるケースも少なくありません。

今回ご相談いただいたマンションでは、これまでの修繕記録がほとんどなく、十分な予算を確保できないまま現在に至ってしまったとのことでした。

その結果、モーター不良により昇降しない、電気系統の不具合で通電しない、動作途中で停止してしまうなど、さまざまなトラブルが発生していました。管理会社様も対応に追われている状況でしたが、保全不良によるトラブルに対して、技術員による緊急対応を何度も継続することは、現実的に難しいというのが実情です。

(※かなり古めかしい操作盤。現在はキー不要のタッチレス操作が主流になっています。)

一方で、マンションに駐車場があること自体は、資産価値の面でも大きな意味があります。実際に契約されている車両も多く、すぐに撤去を判断できる状況ではありませんでした。

そのため、まずは現在の利用状況を正確に把握し、今後必要となる適正な収容台数を整理することが重要です。そのうえで、必要な予算を確保して修繕・更新を行うのか、あるいは撤去するのか、管理組合として慎重に判断する必要があります。

未修繕のまま放置すると、建物と同じように老朽化は確実に進行します。さらに、年数が経つほど部品供給が難しくなり、故障時の修理対応が困難になる可能性もあります。

また、ケーブルやチェーンの破断などが発生した場合、大切なお車に損傷を与えるだけでなく、人命に関わる重大な事故につながる恐れもあります。実際に、老朽化した機械式駐車場で事故が発生した事例もあります。

機械式駐車場の維持には、修繕費用、利用状況、安全性、将来的な管理コストなど、さまざまな視点からの検討が必要です。

当社では、お客様ごとの状況を丁寧に確認し、修繕・更新・撤去を含めた最適なプランをご提案できるよう努めてまいります。

マンションの機械式駐車場に関するお悩みがございましたら、ぜひお気軽にご相談ください。

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