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コラム

どこから手をつければ…?

先日、もうじき30年が経つ分譲マンションの管理会社から、機械式駐車場に関する相談を受けました。

30年前の機械式は、鉄骨やパレット(車をのせる平らな台)は塗装されているものが多く、一旦錆びるとだんだんと広がっていってしまい、耐久性も見た目も悪くなりがちです。

現在は新駅ができて徒歩圏内の立地ですが、30年前は車移動ありき、だったのかもしれません。戸数のほぼ100%の駐車台数を備えていましたが、時代の変化もあって空きパレットが多くなっておりました。

理事会の方向性は、機械式をすべて解体撤去して、平面駐車場にしてしまいたい、との意見がありました。ただそうなると駐車台数は大幅に減少、空きパレットが目立つといえども既に契約している車もまだ多く残っており、利便性を感じている方たちからは反対の声が上がるでしょう。

管理組合殿は一つ、撤去する前に確認すべきことがあります。

「付置義務駐車台数」という決まりがあり、建物の規模や用途により一定以上の駐車台数を確保しなければならないという条例があります。

撤去することでその付置義務に抵触しないか、計画する際には各自治体に確認することが求められますのでご注意いただきたいです。

機械式はランニングコストがかかる設備、適切な時期に部品の交換などの修繕をしないと、あとから大きな問題になりかねません。

台数の減少が認められれば、契約中の車をいつから、どこに、どのくらいの期間代替駐車場に移動しなければならないか、どこから撤去していくのがベストか、台数を何台に設定するかなどを取り極めていかなくてはなりません。

現地を調査してみて、ひとつずつ問題をクリアにしていき、やって良かった、と喜んでいただけるように関係者の皆さんと取り組んでいきたいと思います。 〈Y〉

パレット一部

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